世界最大最長級シールド 本線大井行トンネル003

2011年12月に掘進完了
・品質確保と高速施工を両立

 標準的なシールド工法でこのトンネルを施工すると、掘進作業と組立作業はそれぞれ独立した形で行うため、月進500mの達成は難しい。
 ここで採用した「セグメント掘進同時組立システム」では、シールドジャッキのブロック分割式の油圧制御と自動のマシン方向制御システムにより、掘進中に組立部分の掘進ジャッキを抜きながらセグメントを組み立てることで、幅2mのセグメント掘進~組立を60分台で完結することを実現。高速掘進で大きな役割を果たした。また、外径12.3mのセグメントの組立精度は、規格値250分の1に対して500分の1以下、真円誤差もプラスマイナス20mm以内という高い品質精度を確保した。

・掘削土砂の海上輸送

京浜運河を使って土砂を搬出
 100万m3という膨大な掘削土砂を運び出すために、現場西方向にある京浜運河から海路を利用して輸送を行った。シールドマシンの搬入時にも海路を利用してシールド機組立期間を数カ月短縮した。土砂搬出では都道上に設置した横断ベルコンを介して、シールド掘削土砂を容量500m3の曳船土運船に載せ、中央防波堤の中継基地まで輸送した。その後、中央防波堤に仮置きした土砂は容量1,500m3を大型土運船に積み、横浜港南本牧の港湾埋立地に海上経由で運搬した。これらの海上利用は、大型工事が輻輳する中で、極力工事車両を減らし、周辺交通への負担軽減と工事中のCO2排出削減に大きく寄与した。

工事概要
▽工事場所=品川区八潮1丁目~目黒区青葉台4丁目
▽発注者=東京都
▽施工者=大成・大豊・錢高建設共同企業体
▽工事内容=シールド機:泥土圧式マシン外径12.53m、掘進延長約8.0㌔、一次覆工7,967m、道路床版6万0,040㎡、横連絡工11カ所、Uターン路3カ所、発生土処分97万5,000m3

→本線北行トンネル編に続く

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