リング完成へまた一歩前進


東京都技監
村尾 公一

 平素より、東京都の道路整備事業に、格別のご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。  このたび、中央環状品川線において整備しておりました、東京都および首都高速道路株式会社のシールドトンネルが、世界でも類のない約8㌔に及ぶ長距離掘進を終え、終点である中央環状新宿線との接続部に到達いたしました。
 この到達により、中央環状線の2013年度のリング完成に、また一歩近づくことができました。この間、ご尽力いただいた多くの方々に深く敬意と感謝の意を表します。
 さて、中央環状品川線をはじめとする首都圏3環状道路は、首都圏に集中する放射状の高速道路を相互に連結し、交通の分散などを図ることにより、首都圏のみならず、広く国全体にその整備効果が及ぶ重要な幹線道路ネットワークを形成するものです。
 また、東日本大震災において改めて認識されたように、災害時における人や物資の輸送ルートの複数化や避難路など、都民・国民の生命・財産を守る「命の道」として、重要な役割を担う道路でもあります。
 首都・東京の渋滞の解消のみならず、切迫する首都直下地震や東海地震においても日本の東西交通の分断を防ぐなど、その整備効果は多岐に及ぶものであり、首都圏3環状道路の早期完成は喫緊の課題です。
 東京都では、首都圏3環状道路のほか、区部の環状方向の道路や多摩南北・東西方向の骨格幹線道路の整備を推進するとともに、開かずの踏み切りを解消する連続立体交差事業を進めています。東京の道路整備は、都市機能や利便性を向上させるだけでなく、日本全体の経済を活性化させ、国際競争力を高めるなど、その効果は全国に及びます。
 今後とも、都民・国民の快適性をより一層向上させるために、首都圏3環状道路をはじめとする東京の道路整備に全力で取り組んでまいります。

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